「マネードクター」展開の保険代理店に業務改善命令 金融庁

金融庁

保険などの相談サービス「マネードクター」を展開している保険代理店に対して、金融庁は顧客のニーズに応じた商品を提案しているかなど、適切な業務かどうかを担保できない状況だとして業務改善命令を出しました。

金融庁が業務改善命令を出したのは、保険や家計に関する相談に応じるサービス「マネードクター」を展開している保険代理店「FPパートナー」です。

全国に2500人を超える保険募集人がいる訪問型の保険代理店の最大手で、金融庁は、保険を募集する際に顧客のニーズに応じた商品を提案しているかどうか確認できる態勢が整備されておらず、適切な業務だったかを担保できない状況だとしています。

また、立ち入り検査によって、顧客の意向に合わない商品を勧められたという苦情や、顧客の意向と異なる商品を推奨している事例が確認され、特定の保険会社の商品を推奨していることが強く疑われるとしていて、業界最大手で生命保険業界の業務に対する信頼性を著しく損なうものだと厳しく指摘しています。

金融庁は会社に対してことし10月までに業務改善計画を提出し、適切な管理態勢を確立するよう求めています。