石破首相の続投意向 臨時総裁選は世論動向見極めながら検討へ

自民党総裁選

NHKの世論調査で、石破総理大臣が続投の意向を示していることへの賛否をたずねたところ、「賛成」が「反対」を上回りました。自民党内からは、臨時の総裁選挙の実施に賛否両論が出ていて、世論の動向も見極めながら、今後検討が進められる見通しです。

今月のNHKの世論調査で、石破総理大臣が参議院選挙の敗北後、続投の意向を示していることへの賛否をたずねたところ、「賛成」が49%、「反対」が40%、「わからない、無回答」が11%でした。

また、自民党の支持層では「賛成」が69%で、「反対」の23%を上回りました。

これについて、自民党内では「参議院選挙の敗因は石破総理大臣だけの責任ではなく、政治とカネの問題なども影響しているという世論の表れではないか」という受け止めが出ています。

また「有権者には、自民党内の権力争いと映っているのではないか」という指摘が出ています。

一方、臨時の総裁選挙については「参議院選挙敗北のけじめとして実施すべきだ。石破総理大臣も立候補すればよい」として賛成する意見がある一方、「党内で内輪もめをしている余裕はない。政策課題を解決しなければ国民の支持を失う」として反対する声もあります。

自民党内では今後、参議院選挙の総括の取りまとめと並行して、総裁選挙管理委員会で、臨時の総裁選挙の是非を問う手続きについての議論が行われる予定で、世論の動向も見極めながら、検討が進められる見通しです。