マクドナルド セットのカードめぐり謝罪 転売目的購入や廃棄で

小売業

大手ハンバーガーチェーンの日本マクドナルドは、全国の店舗で販売したセットメニューに付いてくるカードをめぐって、転売を目的とした大量購入や食品の廃棄などがあったことから、対応が不十分だったとしてホームページ上で謝罪しました。今後はより厳格な販売個数の制限を設けるなど、対策を取るとしています。

日本マクドナルドによりますと、8月9日から11日にかけて、全国の店舗で販売したセットメニュー「ハッピーセット」で、「ポケモン」のカード2枚が付いてくるキャンペーンを実施しました。

このカードをめぐり、一部の客によって、フリマアプリなどでの転売を目的とした大量購入などで、店頭や店舗周辺で混雑や混乱が起きたほか、注文した食品の放置や廃棄などが確認されたということです。

購入は1人5セットまでに制限していましたが、ほとんどの店舗で、売り切れのためキャンペーン初日に終了したということです。

日本マクドナルドは、対応が不十分だったとして「ご利用のお客様にご不便をおかけしてしまったことに加え、店舗で働くクルーの皆様、近隣住民の皆様、オーナーの皆様に多大なるご迷惑をおかけし深くおわび申し上げます」などとホームページ上で謝罪しました。

また、今後の対応として、販売個数のより厳格な制限や、フリマアプリの運営事業者に悪質な買い占めや転売を抑えるための対策を要請するなどとしています。