経済同友会の審査会 「新浪氏 代表幹事辞任求める勧告が相当」
サプリメントをめぐる警察の捜査を受けて経済同友会の代表幹事としての活動を自粛している新浪剛史氏について、同友会の審査会が「代表幹事の辞任を求める勧告が相当だ」とする見解をまとめたことが関係者への取材で分かりました。
これを踏まえて同友会は30日に理事会を開き、最終的に処遇を議論する方針です。
サプリメントをめぐる警察の捜査を受けてサントリーホールディングスの会長を辞任した新浪氏は、経済同友会の代表幹事については同友会に判断を委ねるとして活動を自粛しています。
同友会は、およそ1700人の一般会員を対象にしたアンケートや新浪氏本人への聞き取りを行ってきましたが、関係者によりますと、複数の理事らで構成する「会員倫理審査会」は、協議の結果、「代表幹事の辞任を求める勧告が相当だ」とする見解をまとめたということです。
同友会はこの見解を踏まえて30日、理事会を開き、最終的に処遇を議論する方針で、その判断と新浪氏の対応が焦点になります。
新浪氏の任期は2027年4月までと、1年以上残っていて、任期途中での辞任となれば、異例のケースとなります。