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自民党総裁選 各陣営が「党員票」獲得へ追い込み図る

自民党総裁選

自民党総裁選挙は投開票まで4日となりました。各陣営は「党員票」の獲得に向けて追い込みを図るとともに、態度を明らかにしていない国会議員への働きかけを強めていく方針です。

自民党総裁選挙に立候補している5人の陣営の責任者は、29日、NHKの取材に応じ、それぞれ支持拡大に向けた戦略を語りました。

小林・元経済安全保障担当大臣の陣営の選挙対策本部長を務める松本洋平・衆議院議員は「大切なことは国民をどれだけ味方に付けることができるかだ。愚直に国民に訴えかけ、結果として国会議員にも支援いただく活動を展開していきたい」と述べました。

茂木前幹事長の陣営の選挙対策本部で幹事長を務める新藤・政務調査会長代行は「あらゆる分野に精通しており、総理大臣になって、すぐに仕事にとりかかり、結果を出せるのは茂木氏だということを大いに訴え、支持拡大を図っていきたい」と述べました。

林官房長官の陣営の選挙対策本部長を務める田村・元厚生労働大臣は「かなり追い上げている感覚がある。これからの日本を考えた場合『林芳正という選択が非常に大きなものだ』と訴え、1票でも多く確保して2位までに入っていく」と述べました。

高市・前経済安全保障担当大臣の陣営の選挙対策本部長を務める中曽根・元外務大臣は「初の女性総理大臣の実現に期待する声がずいぶん寄せられている。非常に政策に明るいので、経済を成長させて国民生活を豊かにすると訴えていくことが大事だ」と述べました。

小泉農林水産大臣の陣営の選挙対策本部長を務める加藤財務大臣は「本部のメンバーが日々増えており支援の輪が広がっているという手応えを感じている。気を引き締めて、最後の1秒まで全力を尽くしていきたい」と述べました。

総裁選挙は投開票まで4日となり、各陣営は連日、情勢の分析を行っています。

党員投票を郵送で行う場合、党側は10月1日までに投票用紙を投かんするよう呼びかけていて、各陣営は「党員票」の獲得は30日と1日がヤマ場とみて、追い込みを図ることにしています。

また、終盤に向けて態度を明らかにしていない国会議員への働きかけを強めていく方針です。

総裁選 選管 複数の陣営責任者に厳重注意

自民党総裁選挙管理委員会の逢沢委員長は29日、党所属の国会議員に対し、声明を出しました。

この中では、複数の陣営の選挙運動について禁止事項に抵触するのではないかという指摘があり、事実関係を確認した上で、それぞれの陣営の責任者に厳重注意を行ったとしています。

総裁選挙をめぐっては、小泉農林水産大臣の陣営内で動画配信サイトに小泉氏に好意的なコメントを投稿するよう要請していたことが明らかになっていて、関係者によりますと、この件も厳重注意の対象になったということです。

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