石破首相の辞任求める動き 執行部刷新求める意見書も 2025年7月24日 17時48分 参議院選挙 参議院選挙の結果を受けて、石破総理大臣の辞任求める動きが続いています。自民党奈良県連が石破総理大臣をはじめ党執行部の刷新を求める意見書を提出したほか、自民党内で党大会に次ぐ意思決定機関である「両院議員総会」の開催を求める動きが広がりをみせています。 自民 奈良県連 執行部刷新求める意見書を提出 7月20日に行われた参議院選挙で、奈良選挙区では自民党の現職が3回目の当選を果たしましたが、次点の候補者との票差がこれまでの選挙より縮まりました。 これを受けて自民党奈良県連の井岡正徳幹事長は記者会見し、党執行部の刷新を求める意見書を23日、党本部に郵送したことを明らかにしました。 意見書では「参議院選挙は大変厳しい状況の中の戦いで、他党の候補者の猛追を受けたのは、わが党に対する県民の信頼が揺らいだことに一因がある」としています。 その上で「国民の判断を真摯に受け止め、国民の声を聴き、党員が一致結束して党運営に傾注することが肝要で、危機的な状況から国民の信頼を回復するために、役員各位の英断をもって党の刷新を図ってほしい」として、石破総理大臣をはじめ党執行部の退任を求めています。 井岡幹事長は「石破総理大臣が続投を明言したことを受けて、県内の党員から総裁の辞任を求める声が数多く寄せられている。刷新された執行部で芯が通った政権運営をしてほしい」と述べました。 自民「両院議員総会」の開催求める動き広がる 自民党内では、党大会に次ぐ意思決定機関である「両院議員総会」の開催を求める動きが広がりをみせています。 旧茂木派に加え、24日からは旧安倍派と旧二階派の中堅・若手議員らが「参議院選挙の結果責任を問い、党の再生のために速やかに両院議員総会の開催を求める」と記された決議文への署名を集めています。 党則では、国会議員の3分の1以上から要求があった場合は、7日以内に両院議員総会を招集すべきと定められていて、若手議員らは必要な署名が集まりしだい、党執行部に提出する方針です。 また、党内では、再来年に実施される予定の総裁選挙の前倒しを求める声も出ています。 石破首相…