母親が働く子育て世帯 初の80%超 過去最高 | NHK
全国の子どもがいる世帯のうち母親が働いている割合が初めて80%を超え、過去最高となったことが厚生労働省が去年、行った調査で分かりました。 厚生労働省は、「国民生活基礎調査」で全国の世帯の状況などについて調べて、去年は、全国のおよそ4万世帯から回答を得ました。 それによりますと、全国で18歳未満の子どもと母親がいる世帯は推計で888万6000世帯でした。 このうち、母親が働いている世帯は718万8000世帯で、率にして80.9%でした。 これは前回、おととしの結果を3.1ポイント上回り、比較ができる2004年以降で最も高くなり、初めて80%を超えました。 働く母親のうち▽正社員は3028万世帯で率にして34.1%で、前回より1.7ポイント増え▽非正規社員は3264万世帯で36.7%と、1.2ポイント増えました。 厚生労働省は「社会の制度が整い正社員として働く母親が増えているとみられる。男女ともに育児をしながら仕事を続けられる機運が高まっている」と分析していて、今後も育児と仕事の両立支援や女性活躍の推進の取り組みを進めていくとしています。