静岡 伊東市長 学歴詐称の疑いで百条委員会 市の課長が証言 | NHK
静岡 伊東市長 学歴詐称の疑いで百条委員会 市の課長が証言 2025年7月11日 15時38分 静岡県 静岡県伊東市の田久保真紀 市長の学歴詐称の疑いについて経緯などを調べる「百条委員会」の初会合が、11日に開かれ、市長から大学の「卒業証書」とされる書類を見せられたと市の課長が証言しました。委員会のあと「卒業証書」などの提出を求められた市長は、「しっかり受け止めて検討したい」と述べました。 伊東市の田久保市長は学歴詐称の疑いが指摘され、今月7日の会見で「大学は卒業しておらず、除籍になっていた。卒業したと思っていた」などと述べたうえで、市長を辞職し、市長選挙に改めて立候補する考えを示しています。 【詳しくはこちら】田久保市長 7日の記者会見 これについて経緯などを調べる市議会の「百条委員会」の初会合が開かれ、先月発行された市の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記載された経緯などについて、市の職員への証人尋問が行われました。 このうち、市の秘書広報課長はことし5月に田久保市長が初当選したあと、学歴について確認した際、まず「卒業アルバム」だとするものを見せられ、「これが私です」と集合写真を指さされたものの、本人かどうか判別がつかなかったと述べました。 このため、市長に「卒業を証明するものを見せてほしい」と依頼したところ、机の上に卒業証書とされる書類を出されたため、卒業していると理解したと証言しました。 しかし、市長に卒業証書をコピーさせてほしいと依頼したところ「そこまで必要ないのではないか」と言われ、断られたと説明しました。 百条委員会は「卒業証書」とされる書類などの提出を市長に求めることを決め、初会合のあと、市議会の中島弘道議長らが市長に書面を手渡し、今月18日の午後4時までに提出するよう求めました。 田久保市長は「百条委員会でのことはできるだけ、しっかりと受け止めて検討していきたいと思います」と述べました。 委員長「書類 提出されない場合…