24日午前、東京 奥多摩町の住宅から火が出て、合わせて5棟が焼け、火元の家に住む88歳の女性の死亡が確認されました。警察などが詳しい状況を調べています。

24日午前7時10分ごろ、東京 奥多摩町氷川の木造平屋建ての住宅で「白煙と黒煙、火も見える」と近くに住む男性から警察に通報がありました。

消防がポンプ車などおよそ40台を出して消火にあたり、火はおよそ2時間半後に消し止められましたが、住宅5棟合わせて160平方メートルが焼けたということです。

警視庁によりますと、この火事で、火元の住宅に住む88歳の佐藤ミチ子さんが救出され、青梅市内の病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されたということです。

また、消防によりますと、消火活動にあたっていた40代の消防隊員が、手足のしびれなどの症状を訴えて、熱中症の疑いで搬送されましたが、命に別状はないということです。

現場はJR奥多摩駅から南東におよそ900メートル離れた住宅が建ち並ぶ一角で、警視庁や東京消防庁が詳しい状況を調べています。