立民 参院選総括めぐり両院議員懇談会 執行部の責任問う意見も

参議院選挙

参議院選挙の総括をめぐり、立憲民主党の両院議員懇談会が開かれ、出席者からは敗北と言っていい結果であり、党の現状について厳しい認識を持つべきだといった指摘のほか、執行部の責任を問う意見も出されました。

先の参議院選挙で立憲民主党は改選議席と同じ22議席にとどまり、「与党が大きく議席を減らす中で、党の獲得議席も比例代表の得票も伸び悩み、野党第一党としての存在感が低下する厳しい結果になった」などとする総括案を今週、まとめました。

22日は国会内で両院議員懇談会を開き、冒頭、野田代表は「惜敗した候補者などさまざまな声を聴きながら文案を作成した。さらに突っ込んだ総括をしていきたい」と述べました。

このあと、出席した議員からは「敗北と言っていい結果であり、しっかり受け止める必要がある」とか「党の現状認識に対する危機感が足りない」といった指摘が出されました。

また、「抜本的な体制の見直しを行うべきだ」として執行部の責任を問う意見も出されました。

一方、党勢の回復に向けて「政策をきちんと練るべきだ」とか「SNS対策を強化し、メッセージをわかりやすく発信すべきだ」といった発言もあったということです。

党執行部は、22日に出された意見も踏まえ、来週にも総括する文書をまとめることにしています。