日韓両政府は23日に行われる予定の日韓首脳会談で、ワーキングホリデーのビザを2回まで取得できるように拡充することで合意する方向で調整しています。人的交流を活発化させて関係改善の流れを確かなものとしたい考えです。
石破総理大臣は、就任後初めて日本を訪れる韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領と23日に日韓首脳会談を行う予定です。
両政府は首脳会談で、若者が互いの国で働きながら長期滞在できるワーキングホリデーのビザを現在の1回から2回まで取得できるようにすることで合意する方向で調整を進めています。
日韓のワーキングホリデーは原則、18歳から25歳までを対象に最長1年間の滞在を認めていて、両政府は制度の拡充を図り人的交流を活発化させることで関係改善の流れを確かなものとしたい考えです。
外務省によりますと日本は現在30の国・地域との間でワーキングホリデーを導入していて、去年発給したおよそ2万2000件のビザのうち、韓国人が7400件余りと3割以上を占め最も多くなっているということです。