
先月中旬、茨城県那珂市の総合公園で照明設備に送電する銅線ケーブルが合わせて長さ1.3キロメートル切断されてなくなっていたことが分かり、警察が窃盗事件として捜査しています。

那珂市によりますと、先月17日の午前9時前、那珂総合公園で木の枝切りをしていた業者が、敷地内にあるマンホールのふたが開いているのを見つけました。
市が確認したところ、8か所のマンホールの中に設置していた銅線ケーブルが鋭利なもので切断されていて、合わせて長さおよそ1.3キロメートル、300万円相当がなくなっていたということです。
このケーブルは、およそ3万平方メートルある「多目的広場」に設置された8基の照明設備に送電するもので、照明を使えなくなった影響で野球やソフトボールの練習がキャンセルになったということです。
2日前の夜の時点では異常はなく、市が調べた結果、公園を出はいりするための門に取り付けられていた南京錠が壊されていたほか、園内の路上にたまっていた泥には関係者の車両とは別のタイヤの痕が残されていたことが分かったということです。
茨城県内ではことし5月以降、各地の運動場や野球場で銅線ケーブルが切断されてなくなる被害が相次いでいて、いずれも警察が窃盗事件として捜査しています。