天皇陛下 モンゴルで日本の高専がモデルの学校を視察

皇室

国際親善のためモンゴルを公式訪問している天皇陛下は、首都ウランバートルで、日本の高専=高等専門学校をモデルとした私立学校を視察されました。

天皇陛下は9日午前、ウランバートルの「モンゴルコーセン技術カレッジ」を訪ねられました。

日本の高専で学んで帰国したモンゴル人留学生と日本の高専関係者らの尽力で2014年に開校したこの学校では、電気電子工学や機械工学など5つの学科であわせて345人が学んでいます。

天皇陛下は、機械工学科の実験室で、教員から、学生がみずから製作したロボットで技術やアイデアを競う「ロボコン」のモンゴル国内の大会に出場したことなどについて説明を受けられました。

この学校では卒業生のおよそ4割が日本で就職しているということで、天皇陛下は、10月から東京でシステムエンジニアとして働く予定の卒業生に「就職よかったですね」とか「頑張ってください」などとことばをかけられていました。