自民 鶴保参院予算委員長「運よく能登で地震」発言を陳謝 撤回

参議院

自民党の鶴保参議院予算委員長は8日の参議院選挙の候補者の応援演説で「運のいいことに能登で地震があった」などと発言しました。その後、発言は「ことば足らずだった」として陳謝し、撤回しました。

自民党の鶴保参議院予算委員長は、8日に和歌山市で行われた会合で、参議院選挙の候補者の応援演説を行いました。

この中で、複数の拠点で生活したり働いたりする「二地域居住」の必要性を説明した際、能登半島地震の被災者が居住する自治体以外でも住民票の写しを取得できるようになったことに触れ、「運のいいことに能登で地震があった。緊急避難的だが金沢にいても輪島の住民票がとれるようになっていって『やればできるじゃないか』という話をした」などと発言しました。

その後、鶴保氏は「能登地方が被災したことを運よく、などと思った発言でないことはもちろんだ。被災者の利便向上を目的とした行政上の暫定支援措置などを表現するには、被災者への配慮が足りず、ことば足らずであった。深く反省し、陳謝の上、撤回させていただく」というコメントを発表し、発言を撤回しました。