
タリバン暫定政権閣僚 国際社会からの孤立脱却ねらう姿勢強調
アフガニスタンで実権を握るイスラム主義勢力、タリバンの暫定政権の閣僚がNHKのインタビューに応じ、先月、ロシアが世界で初めて暫定政権を正式に承認したことを弾みに国際社会からの孤立脱却をねらう姿勢を強調しました。一方、女性の教育や就労を制限していることについては「人権侵害はない」とする従来の主張を繰り返しました。
2021年8月にアフガニスタンでタリバンが復権してから4年となったのに合わせて暫定政権の有力閣僚、ハニフ経済相が16日、首都カブールでNHKの単独インタビューに応じました。
この中でハニフ経済相は、先月、ロシアが世界で初めてタリバンの暫定政権を正式に承認したことについて「政治的および経済的観点から大きなメリットをもたらす」と述べ、厳しい経済状況が続くなか、ロシアから投資や地下資源の開発などの経済協力が進むことに強い期待を示しました。
その上で「今後、ほかの国々にもわれわれの政権を承認するよう求めていく」と述べ、ロシアとの関係強化を弾みに国際社会からの孤立脱却をねらう姿勢を強調しました。
一方で、女性の教育や就労の権利を厳しく制限していることが日本や欧米諸国から問題視されていることについては「アフガニスタンでは女性の人権は侵害されていない。われわれの立場をほかの国々は尊重すべきだ」と主張し、暫定政権を承認する上での障害はないとする従来の立場を繰り返しました。