トランプ政権 スミソニアン博物館の展示調査 必要に応じ修正も
アメリカのトランプ政権は、首都ワシントンなどにあるスミソニアン博物館について展示内容の調査を始めると発表し、必要に応じて修正を求めるとしています。来年の建国250周年に先立ちアメリカの歴史の真実を取り戻すためとしていて、表現の自由に取り組む団体からは懸念の声が上がっています。
ホワイトハウスが12日に公表したスミソニアン協会宛ての書簡によりますと、対象になるのはアメリカ歴史博物館やアフリカ系アメリカ人歴史文化博物館、それに航空宇宙博物館など8つの施設です。

展示の文章やソーシャルメディアのコンテンツなどが歴史的枠組みやアメリカの理想と整合しているか政権側が調査を始め、必要に応じて120日以内に内容の修正を求めるとしています。
こうした取り組みは、来年の建国250周年を迎えるにあたり、アメリカの歴史に真実と理性を取り戻すためとしていて、分裂や党派主義を助長する言説を排除するとするトランプ大統領の指示に沿ったものだとしています。
これに対し、表現の自由に取り組む非営利団体「ペン・アメリカ」は「国の歴史を伝える機関から真実を剥ぎ取ろうとする非常に懸念すべき取り組みで、歴史の考え方や提示のしかたは、ひとりの指導者や政権の気まぐれに左右されてはならない」と批判しています。