13日の東京外国為替市場、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が来月にも利下げを行うのではないかという見方からドルを売る動きが出て円相場は値上がりしました。

午後5時時点の円相場は、12日と比べて74銭円高ドル安の1ドル=147円52~54銭でした。

一方、ユーロに対しては43銭円安ユーロ高の1ユーロ=172円71~75銭でした。

ユーロはドルに対して1ユーロ=1.1707~08ドルでした。

市場関係者は「12日に発表されたアメリカの消費者物価指数の内容から急激なインフレへの懸念が後退し、投資家の間ではアメリカのFRBは来月にも利下げを行うのではないかといった見方が広がっている。これを受けてアメリカの長期金利が低下したほか、外国為替市場ではドルを売る動きが広がった。当面はアメリカの金融政策をめぐる投資家の観測や思惑が円相場に影響しそうだ」と話しています。