新潟 柏崎刈羽原発めぐり「県民意識調査」来月から実施へ

各地の原発

東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原子力発電所について、新潟県は県民の再稼働に関する認識などを調べる「県民意識調査」を来月から1か月程度かけて行うと発表しました。新潟県の花角知事による再稼働の是非に関する判断は、調査が終わることし9月以降になる見通しです。

新潟県が8日発表した「県民意識調査」の概要によりますと、調査は県内の18歳以上の男女のうち、県全域から3000人以上、柏崎刈羽原発の周囲30キロ圏内の地域から6000人以上の合わせて9000人以上を無作為に選び、質問用紙を送って郵送やインターネットで回答してもらう方法で行われます。

質問内容は10問から15問程度で、原子力発電の必要性や、柏崎刈羽原発の安全対策、それに再稼働に関する認識などについて聞くことを想定しているということです。

調査期間は来月中下旬から1か月程度となる見込みで、県は早ければ9月中に結果を発表したいとしています。

新潟県の花角知事はこれまでに県内の市町村長との意見交換や県民が意見を発表する「公聴会」、それに今回行う「県民意識調査」などを踏まえ再稼働の是非を判断する考えを示していて、判断の時期は調査が終わることし9月以降になる見通しです。

柏崎刈羽原発の再稼働について、東京電力は審査に合格している2基のうち6号機を優先するとして、準備を進めています。