福岡市長が謝罪 川氾濫の投稿を“虚偽”と指摘も 実際に氾濫か

福岡県

福岡市の高島市長は、11日、川が氾濫したという市民のSNSの投稿が虚偽だと発信しましたが、実際に氾濫していた可能性が高いことが分かったとして、SNSで謝罪しました。

福岡市によりますと、高島市長は、東区の香椎川が氾濫していると市民が動画付きで投稿した旧ツイッターの「X」の内容について、11日午後、自身のフェイスブックで「SNSへの虚偽情報動画はやめてください」などという内容の発信をしたということです。

しかし、11日夜になってフェイスブックを再び更新し、一転して「私の情報のほうが誤っており、その映像は実際に発生していた事象を撮影したものであることが分かりました。誤った情報を発信してしまい心よりおわび申し上げます」などと謝罪しました。

その上で一連の経緯について、香椎川に設置している現場近くの水位計では氾濫を確認できなかったことなどから、当初、虚偽の情報だと判断してしまったものの、11日の夕方、市の職員が改めて現場を確認した結果、動画にあった水没した車両や流木が見つかり、川から水があふれた可能性が高いことが分かったと説明しています。

市は、投稿した本人には謝罪したとしていて、今後は複数の情報源による確認を徹底し、再発防止に努めるとしています。