520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から今月12日で40年となることを受けて、中野国土交通大臣は8日の閣議のあとの会見で、「さらなる安全を築き上げるため、安全確保に向けて取り組んでまいりたい」と述べ、安全対策の強化を進めていく考えを示しました。

日本航空のジャンボ機が群馬県の御巣鷹の尾根に墜落し520人が犠牲となった事故から今月12日で40年となります。

これを受けて、中野国土交通大臣は「お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみを申し上げる。二度とこのような痛ましい事故を起こしてはならないという思いを新たにしている」と述べました。

また、去年1月、羽田空港の滑走路上で海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が衝突する事故が発生したことなどを踏まえ、中野大臣は「依然として航空機の事故は無くなっていない。国土交通省として、事故の教訓の一つ一つを、決して風化させることなく、さらなる安全を築き上げるため、安全確保に向けて取り組んでまいりたい」と述べ、安全対策の強化を進めていく考えを示しました。