ビール販売強化の動きが活発 来秋の“ビール減税”を前に 2025年9月29日 20時16分 税制改正 ビール大手のサントリーは9月29日、いわゆる「第3のビール」にあたる主力商品を来年10月以降、「ビール」につくりかえて販売する方針を発表しました。来年の酒税改正でビールとそのほかのビール系飲料の税率が統一されるのを前に、各社の間では減税対象となるビールの販売を強化する動きが活発になっています。 目次 酒税改定の経緯 ビール系飲料の市場規模は縮小傾向 サントリー “第3のビール” をビールにつくりかえへ サントリーは29日、都内で会見を開き、第3のビールにあたる主力商品「金麦」を、来年10月以降、ビールにつくりかえて販売する方針を明らかにしました。 この商品は会社が販売するビール系飲料の数量の半数を占める主力商品ですが、ビールにつくりかえるため、原料の比率などを大幅に見直すということです。 ビールの税率は酒税改正に合わせて段階的に引き下げられていて、来年10月の改正ではビール系飲料の税率は54.25円に統一されます。 こうした中、ビールをめぐっては、キリンビールが去年4月に17年ぶりに新ブランドを発売したほか、アサヒビールがことし4月、新ブランドを発売するなど、各社の間で販売を強化する動きが活発になっています。 サントリーとしては今回、主力商品のブランド名は変えずにビールにつくりかえることで、拡大を見込むビール市場のニーズを獲得するねらいがあります。 会社によりますと、新たな商品は価格帯の安いビールとして販売していきたい考えで、現在の商品よりは増税分の7円ほど価格が上がることを想定しているということです。 サントリーの多田寅常務は「販売量があるブランドをビールに変えていくのは非常に大きな決断だったが、ビール市場における価格帯の安い市場の活性化がビール市場全体の活性化にもつながると考えている」話していました。 酒税改定の経緯…