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赤澤経済再生相ワシントン到着“早期に自動車関税引き下げを”

アメリカ

アメリカの関税措置をめぐり、赤澤経済再生担当大臣は、日本時間の6日午前、ワシントンに到着し、自動車などへの関税の引き下げを早期に実行するよう、強く働きかける考えを示しました。

赤澤経済再生担当大臣は、先の日米合意以降、初めてアメリカを訪れ、日本時間の6日午前、ワシントン近郊の空港に到着したあと記者団の取材に応じました。

この中で赤澤大臣は、自動車などへの関税の引き下げについて「イギリスは実現するのに54日かかった。日本としては『できるだけ早く』と強力に働きかけていく」と述べ、早期に実行するよう、アメリカ側に強く働きかける考えを示しました。

また、日本からの5500億ドル、日本円にしておよそ80兆円の投資について、トランプ大統領が「私たちの資金だ」などと発言したことをめぐっては「日本のメリットにならないことには協力できない前提だが、アメリカが国内にどういうサプライチェーンを作るかについては大統領の思いが当然非常に強く反映される」と述べました。

林官房長官「共通認識を確認しながら対応」

林官房長官は記者会見でトランプ大統領が日本からの5500億ドル、日本円にしておよそ80兆円の投資について「私たちの資金だ」などと発言したことをめぐり、「合意では、投資を通じて経済安全保障上の重要な分野で日米が利益を得られる強じんなサプライチェーンをアメリカ国内に構築するために連携していくこととしている」と説明しました。

その上で「アメリカ側がさまざまなプロジェクトの候補を日本に提案することが想定され、今後、半導体や医薬品など戦略的分野での案件について議論を重ねたい。合意に関する共通認識を確認しながら対応していく」と述べました。

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