主食用米の需要見通し “最大で前年と同程度” 農林水産省 2025年9月19日 12時02分 コメ 農林水産省は19日、向こう1年の主食用米の需要見通しを正式に示し、インバウンド需要などを踏まえて最大で前の年の実績と同じ程度になるという見方を示しました。一方、生産はそれを上回る規模があると見込んでいて、コメの高値が落ち着くかが焦点になります。 これは、19日開かれた農林水産省の有識者会議で示されました。 それによりますと、来年6月まで1年間の国内の主食用米の需要量は697万トンから711万トンを見込んでいます。 インバウンド需要や、このところ増加傾向にある1人当たりの消費量を踏まえて、最大で前の年の需要実績711万トンと同じ程度になるとしています。 一方、過去5年の平均の消費量から試算した場合には前の年を14万トン下回るとして、見通しに幅を持たせています。 農林水産省は、これまでコメの需要見通しについて、人口減少などで毎年およそ10万トンずつ減るとしてきましたが、過去2年は実績が見通しを大幅に上回る結果になり、価格高騰の一因になったとの指摘もあったため、今回、算出方法をインバウンド需要などを含めた形に見直しました。 一方、生産の見通しも示され、こちらは主なコメの産地で増産が進んだ結果、需要を上回る728万トンから745万トンを見込んでいます。 農林水産省は需要を超える生産量が確保されるとして、コメの高値は次第に落ち着くと見ていますがその見通しどおりに価格が推移するかが焦点になります。 小泉農相「数字など見てもらい 冷静に対応を」 小泉農林水産大臣は、19日の閣議の後の記者会見で、向こう1年の主食用米は需要を上回る生産量が確保され、民間の在庫も増える見通しだとして「コメを扱う事業者からは『足りなくなるのが心配だ』という声も聞いているが、この数字なども見てもらい、冷静に対応するようお願いしたい。マーケット価格は引き続き注視していく」と述べました。 直近2年の需要見通し 実態と大きくかけ離れる結果 農林水産省が示すコメの需要見通しは直近の2年、実態と大きくかけ離れる結果になっていました。…