トカラ列島近海の地震「活動低下も当分続く可能性」地震調査委 2025年8月13日 5時24分 地震 ことし6月から鹿児島県のトカラ列島近海で続く地震活動について、政府の地震調査委員会は「先月20日ごろから地震活動は低下しているが、震度1以上の地震が1日に数回発生するような状況は当分続く可能性がある」とする評価をまとめました。平田直委員長は「決して完全に終わったとはいえない」と述べたうえで、再び活動が活発になるおそれもあるとして地震への備えを呼びかけました。 鹿児島県のトカラ列島近海ではことし6月下旬から地震活動が活発となり、先月上旬には十島村の悪石島で震度6弱の揺れを観測しました。 気象庁によりますと、震度1以上の揺れを観測した地震の回数は6月21日から12日午後4時までに2271回に上っていますが、先月20日以降は10回未満の日が続いています。 政府の地震調査委員会は12日、定例の会合を開いて、トカラ列島近海の地震活動について議論した結果「先月20日ごろから活動は低下してきており、規模が大きな地震の回数も減少している」と評価したうえで、現在のような震度1以上の地震が1日に数回発生するような状況は当分続く可能性があるとする見解をまとめました。 地震調査委員会の委員長で東京大学の平田直名誉教授は「震度6弱程度の揺れを伴う地震が起きる可能性は低くなったが、毎日のように有感地震が起きていて、決して完全に終わったとは言えない。過去の例から考えると、地震活動は少なくとも2、3か月は続くだろう」と述べました。 そのうえで、過去のトカラ列島近海の地震活動ではいったん活動が低下したあと、再び活発になった事例もあるとして「再び強く揺れても大丈夫なように家具を固定するなどの備えをしてほしい」呼びかけていました。