
天皇陛下 モンゴル公式訪問 歴史や文化伝える博物館を視察
国際親善のためモンゴルを公式訪問している天皇陛下は、首都ウランバートルでモンゴルの歴史や文化を伝える博物館を視察されました。
天皇陛下は7日午前、ウランバートルの中心部に3年前に開館した国立博物館を訪ねられました。
この博物館は、古代から20世紀初頭までのモンゴルの歴史や文化を紹介していて、天皇陛下は、羊の皮で作られた古代の軍服やモンゴル高原を中心に勢力を誇った遊牧民族国家が夏に間使っていた宮殿の模型などをご覧になりました。
また、13世紀に建国されユーラシア大陸の東西に及ぶ広大な領土を誇ったモンゴル帝国について展示しているフロアでは「移動しながら領土を広げていく中で、水はどのように確保していたのですか」などと質問されていました。

天皇陛下は訪問前の記者会見で、モンゴル帝国の初代皇帝チンギス・ハーンについて「日本でも英雄として小説になったり、源義経との同一人物説が流布したりするなど、日本の人々も関心を寄せてきていますので、この機会にさらに理解を深められればと思っています」と話していて、このあとチンギス・ハーンの肖像画の前でゲストブックに記帳されました。