
山形新幹線の最新型車両が相次いで故障した影響で、東京と山形間の直通列車は、およそ1か月半にわたって大幅に減っていましたが、8月1日に直通運転を再開しました。利用客からは喜びの声とともに、再発防止を求める声が聞かれました。
山形新幹線は、ことし6月中旬以降、最新型車両E8系の列車で電力供給装置が相次いで故障し、東京と山形、それに、東京と新庄をつなぐ直通列車は、およそ1か月半の間、上下線あわせて一日あたり最大6本と、以前の32本に比べ大幅に減っていました。
その後、JR東日本は、電力供給装置の半導体部品の不具合だったと原因を特定し、再発防止策を講じたとして、8月1日に直通運転を再開しました。
8月1日は、一日あたり29本を直通運転で運行し、2日からは通常ダイヤで、故障前と同じ32本運行します。
繁忙期には、さらに臨時列車も運転するということです。
また、これまで取りやめていたE8系の単独運転も、1日から再開していて、29本のうち、16本がE8系の車両だということです。

東京から仕事で訪れていた60代の男性は「きのうは仙台を経由して山形に来たが、帰りは乗り継ぎがないので便利だ」と話していました。
また、東京から山形に帰省した50代の男性は「これからはダイヤが乱れないように運行してほしい」と話していました。