
7日午前0時12分ごろ、鹿児島県十島村で震度5弱の揺れを観測する
地震がありました。この地震による津波の心配はありません。
各地の震度は震度5弱が悪石島で、震度2が奄美市と、諏訪之瀬島、小宝島、震度1が中之島と、平島奄美大島の瀬戸内町、与路島、喜界島でした。
気象庁の観測によりますと、震源地はトカラ列島近海で、震源は20キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.9と推定されています。
トカラ列島の悪石島や小宝島付近では先月21日から地震活動が非常に活発になっていて、今月3日には震度6弱の揺れを観測する地震が発生したほか、5日から6日にかけて震度5強の揺れを3回観測しています。
この地域ではおととしや2021年にも活発な地震活動がありましたが、震度1以上の地震回数は過去のケースを大きく上回っています。
気象庁は、当面、最大震度6弱程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
5弱以上の揺れ相次ぐ
トカラ列島の悪石島や小宝島付近では先月21日から地震活動が非常に活発になっていて、震度1以上の揺れはこれまでに1500回を超えています。
このうち、今月3日には震度6弱の揺れを観測したほか、今回の地震をのぞいてこれまでに震度5強と震度5弱をそれぞれ3回観測しています。
十島村総務課の職員「いまのところ被害情報なし」
十島村の総務課の職員は「いまのところ被害の情報は入っていない。詳しくはきょうの朝、確認する」と話しています。
警察「状況確認を進める」
十島村を管轄する鹿児島中央警察署は「現在のところ、被害の情報は入っていない。引き続き状況確認を進めていく」としています。
震度5弱の注意点
気象庁によりますと震度5弱の揺れが起きた場合、棚にある食器や本が落ちたり、固定していない家具など不安定なものが倒れたりすることもあります。
また屋外では揺れによって地盤に亀裂が生じるおそれや落石や崖崩れのおそれもあります。
倒れやすいものや崖の近くなど危険な場所には近づかないようにしてください。
室内では、割れた食器やガラスなどがあると片づけをする場合などに思わぬけがをするおそれがあります。
決して無理をせず、室内を歩くときはスリッパや靴をはくようにしてください。
鹿児島県十島村では非常に活発な地震活動が続いていて、地盤が緩くなっているおそれがあります。
十分に注意してください。