埼玉 マンホール事故 転落の衝撃で下水が混ざりガス濃度上昇か 2025年8月8日 12時44分 事故 埼玉県行田市のマンホールの中で作業員4人が硫化水素中毒などによって死亡した事故で、はじめに作業員が転落した衝撃で下水が混ざり、ガス濃度が急激に上昇した可能性があることが捜査関係者への取材で分かりました。 今月2日、行田市で、下水道管の点検作業をしていた50代の作業員4人がマンホールの中で硫化水素の中毒や中毒にともなう窒息で死亡しました。 警察によりますと、1人が下水道管に転落したあと助けようとした3人も次々に転落したとみられるということです。 発生からあすで1週間になりますが、これまでの調べではじめに作業員が転落した直後、マンホール内部に設置していた検知器の警報が鳴り、硫化水素の濃度の急激な上昇が確認されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。 4人の勤務先の会社によりますと事故後に検知された硫化水素の濃度は、安全に作業を行うために法律で定められた基準の15倍を超える150ppm以上だったということです。 当時、下水道管には深さ1.8メートルほどの水がたまっていて警察は作業員が転落した衝撃で下水が混ざり、空気中に硫化水素ガスが出てきて濃度の上昇を招いた可能性があるとみています。 4人が勤務していた会社は、地上から空気を取り入れるタイプのマスクについて、先月、同じマンホールで行った事前の調査で硫化水素の濃度に問題はなく、作業員たちにこの日は持たせていなかったことを明らかにしています。 警察は会社の安全管理の体制などを引き続き調べています。