地震が続く鹿児島県十島村から島外避難の第2陣として、悪石島の住民などを乗せた村営のフェリーが6日夜、鹿児島市の港に到着する予定です。
十島村は3日、悪石島で震度6弱の揺れを観測する地震が発生したことを受けて、希望する住民を対象に島外避難を行うことを決め、4日に第1陣として、0歳から80歳までの男女13人が悪石島から、村営のフェリーに乗って鹿児島市に到着しました。
村は、第2陣となる島外避難を、村の島々を経由して鹿児島市に向かう村営のフェリーで実施することを決め、住民に希望を募った結果、悪石島の31人に加えて、悪石島から南西に35キロ離れた小宝島の13人も希望したということです。
悪石島では、4日の時点で第2陣の島外避難を希望していた人は2人でしたが、5日の震度5強の地震のあと、希望者が大幅に増加したということです。
十島村の久保源一郎村長は5日の会見で「震度5強の地震で、早めに避難しようという気持ちが一気に高まったのではないか。村としても、極力不安を取り除けるよう、できる部分で全力を尽くします」と述べています。