関東甲信 山沿い中心に大気非常に不安定 群馬で記録的な大雨

気象

気温の上昇や上空の寒気の影響で、関東甲信では山沿いを中心に大気の状態が非常に不安定になっていて、群馬県では「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表されています。大雨による低い土地の浸水や土砂災害、川の増水、氾濫に警戒してください。

気象庁によりますと、22日の関東甲信越は晴れて気温が上がり、午後は上空の寒気の影響で、関東甲信の山沿いを中心に大気の状態が非常に不安定になっています。

いずれもレーダーによる解析で、午後2時40分までの1時間に
▽群馬県片品村南部付近でおよそ110ミリ
▽川場村付近でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。

また、▽群馬県片品村北部付近では、午後1時50分までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。

気象庁は災害が発生する危険が迫っていることから、「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表しました。

群馬県や長野県では「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

関東甲信では22日夜遅くにかけて非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。

23日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽関東北部で100ミリ
▽関東南部と甲信で80ミリと予想され、
こうした雨量が短時間にまとまって降るおそれがあります。

低い土地の浸水や土砂災害、川の増水、氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意してください。