20日投票が行われた参議院選挙の東京 東久留米市の開票所で、投票用紙と異なる紙が選挙区と比例代表あわせて38枚見つかったことが市の選挙管理委員会への取材で分かりました。紙には実在の候補者や政党名が書かれていて、選挙管理委員会は何者かが意図的に混入させたとみて経緯を調べています。

東久留米市の選挙管理委員会によりますと、20日投票が行われた参議院選挙の開票所で、投票用紙と異なる紙が混ざっているのを開票作業にあたっていた職員が見つけました。

見つかった紙はいずれも投票用紙と同じような大きさで、選挙区が10枚、比例代表が28枚ありました。

選挙区は黄色、比例代表は白い紙で実在の候補者と政党名が書かれていたということですが「投票の秘密に関わるため内容は明らかにできない」としています。

見つかった紙は投票用紙とは明らかに異なり、市の選挙管理委員会ではいずれも「無効票」としたうえで、東京都の選挙管理委員会と警察に報告しました。

東久留米市選挙管理委員会は何者かが投票の際に紙を意図的に混入させたとみて詳しく調べています。