参議院選挙を受けて、石破総理大臣は21日午後、自民党の総裁として記者会見し「いま、最も大切なことは、国政に停滞を招かないことだ。今般の選挙結果に対する重大な責任を痛感しながらも政治を停滞させないよう比較第一党としての責任、国家・国民の皆様に対する責任を果たしていかねばならない」と述べ、総理大臣を続投する意向を正式に表明しました。
==記者会見【詳しく】==
「厳しい審判 議席得られなかったのは痛恨の極み」
石破総理大臣は「極めて厳しい審判をいただいた。自民党・公明党の有為な同志の方々が議席が得られなかったことは痛恨の極みだ。自民党総裁として心より深くおわび申し上げる。結果について謙虚に、真摯に、受け止めなければならない。厳しい中、自民党は、比較第一党となる議席を頂戴した。厳しい暑さの中、応援してくださった多くの方々、支えをいただいた皆様に、改めて厚く御礼申し上げる」と述べました。
「関税措置 トランプ大統領と直接話したい」
石破総理大臣は「アメリカの関税措置についてはわが国の国益を守り抜くことを大原則に、8月1日という新たな節目も念頭に『関税ではなく投資』という考え方を基盤に、日米双方にとって利益となる合意を実現していく」と述べました。
その上で「きょうから赤澤経済再生担当大臣が8回目の渡米をしている。私自身、できる限り早期にトランプ大統領と直接、話し、目に見える成果を出していきたい」と述べました。