
米財務長官 “必ずいい合意できる” 石破首相と会談
石破総理大臣は大阪・関西万博に参加するため日本を訪れているアメリカのベッセント財務長官らと会談し、関税措置を受けた日米交渉について、双方の利益となる合意に向けて赤澤経済再生担当大臣と引き続き精力的に協議を行うよう求めました。これに対しベッセント長官は「必ずいい合意ができる」と応じました。
石破総理大臣とアメリカのベッセント財務長官らの会談は午後5時半すぎから総理大臣官邸で30分余り行われ、赤澤経済再生担当大臣も同席しました。
報道陣には会談に先立って行われた写真撮影の様子が公開され、石破総理大臣はベッセント長官と握手を交わしました。

会談では経済や安全保障をはじめとしたさまざまな分野で関係を強化していくことを確認しました。
また、石破総理大臣は関税措置を受けた日米交渉について双方の利益となる合意に向けて赤澤大臣と引き続き精力的に協議を行うよう求めました。
さらに平和と安全の確保に向け、日本として主体的に防衛力の強化に取り組む考えを伝えました。
これに対しベッセント長官は「必ずいい合意ができる」と応じました。
日米交渉をめぐってはトランプ大統領が来月1日に日本からの輸入品に対して25%の関税を課すとしていて、政府はこれも念頭にあらゆるレベルで意思疎通を図り合意を目指す方針です。
ただ政府関係者によりますとベッセント長官は今回、アメリカ代表団の一員として万博に参加するため日本を訪れていることから閣僚交渉は予定していないということです。
交渉は日本からの巨額の投資やアメリカ製品の輸入拡大などによってアメリカの貿易赤字を削減していくとする日本側の提案をアメリカ側が精査している段階だということで、政府は近く赤澤大臣がアメリカを訪問する案を検討し、交渉の進展を図りたい考えです。
石破首相「大統領と直接話をする機会は当然ある」

石破総理大臣は会談のあと記者団に対し「ウクライナや中東、アジアの安全保障はつながっており、日米でさらに協力を強化していきたいということや、経済安全保障分野でも連携すべき分野はたくさんあると申し上げた」と述べました。
またアメリカの関税措置について「双方の利益となる合意をまとめるよう赤澤経済再生担当大臣との間で精力的に協議を続けてほしいと申し上げた。私とトランプ大統領との会談などを含めた接点については日程が決まっているわけではないが、国益を背負って大統領と直接話をする機会は当然あると考えている。今後の交渉の行方をよく見ながら決めていきたい」と述べました。
赤澤経済再生担当相「長官の回答は大変建設的と理解」

赤澤経済再生担当大臣は石破総理大臣とベッセント財務長官らとの会談のあと記者団に対し「大変和やかに日米の相互理解が進み交流がさらに拡大するようにという趣旨でいろいろな話をした。政治的にも重要なトピックも含まれた」と述べました。
その上で「関税については石破総理大臣から今後も精力的に協議を続けてほしいという発言があった。ベッセント長官の回答は私の受け止めとしては大変建設的で今後も精力的に協議を続けようという趣旨だったと理解している」と述べました。