大相撲 九重部屋の夏合宿が中止に 相次ぐヒグマ目撃で 北海道

クマ被害

先週、ヒグマに男性が襲われて死亡した北海道福島町ではその後もヒグマの目撃が相次いでいることから、毎年、町内で行われてきた大相撲・九重部屋の夏合宿が中止されることになりました。

福島町は元横綱の千代の富士の出身地で、親方を務めていた九重部屋は毎年、町内で夏合宿を行っています。

ことしも来月5日から12日間の日程で予定されていましたが、町によりますと今月12日、町内で新聞配達中の男性がヒグマに襲われて死亡しているのが見つかりその後も周辺でヒグマの目撃情報が相次いでいることから九重部屋と協議した結果、夏合宿を中止することになったということです。

九重部屋の夏合宿には毎年多くの見物客が訪れ、町の夏の風物詩になっていて、地元の80代の男性は「夏合宿が中止になると町の活力が落ちるので残念です。クマの問題が解決したら来年からまた開催してほしいです」と話していました。