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富士山のことしの夏山シーズンに山梨県が登山者から徴収した通行料は金額の引き上げに伴い、去年のおよそ2倍の5億9000万円余りにのぼりました。徴収した通行料は警備員の配置や避難施設の設置費用に充てるとしています。

富士山の山梨県側では、去年から5合目の登山口にゲートを設けるなど弾丸登山や混雑を防ぐための規制が行われ、ことしは登山者1人当たりの通行料を去年より引き上げ、4000円を徴収しました。

県によりますと、ことしの夏山シーズンに吉田口登山道で5合目以上の通行を許可した人は去年より12人多い14万9713人で、通行料の総額は去年のおよそ2倍の5億9138万4000円となりました。

徴収した通行料は、5合目に設置したゲートで24時間体制で配置した警備員や登山者の安全指導を行った指導員の人件費のほか、県が今年度中に整備する噴火に備えた2基の避難シェルターの設置費用などに充てられるということです。

山梨県の三枝徹富士山観光振興監は「4000円の通行料は多くの人に理解してもらえる金額設定だったと考えている。今後、地元の関係者などの意見を聞いて来年度の規制の方法を検討していきたい」としています。

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