| NHK

|-nhk

“既婚男性とホテル”報道 前橋 小川市長 市議会で改めて陳謝

群馬県

部下の既婚男性とホテルに通っていたなどとニュースサイトで報じられた、前橋市の小川晶市長が、26日に最終日を迎えた市議会の定例会で、今回の問題について改めて陳謝しました。小川市長はこのあと非公開で行った市議会議員への説明で「市民のために力を尽くしていきたい」と述べたということですが、報道陣の前で進退について明言しませんでした。

前橋市の小川市長は、「NEWSポストセブン」で市の幹部職員の既婚男性とラブホテルに通っていたなどと報じられ、24日の記者会見で「男女の関係はなかったが、誤解を招く軽率な行動だった」と陳謝しました。

前橋市議会の定例会は26日に最終日を迎え、この問題について各会派の議員から「市民にしっかりと説明を尽くしてほしい」とか「出処進退を明らかにすべきだ」などと意見が相次ぎました。

このあと登壇した小川市長は「市民の皆さんに多大なる迷惑をかけていることを深くおわび申し上げる」と改めて陳謝しました。

閉会後、小川市長は、市議会議員全員に対して非公開で説明する場を設け「市民のために力を尽くしていきたい」と述べたということです。

説明を終えた小川市長は、報道陣の前で「記者会見で話したものと同じ内容を説明した。議員の皆さんにもいろいろな意見をいただき、今後のことについても考えていきたい」と述べるにとどまり、進退について明言せず、質問に応じることなく、その場をあとにしました。

前橋市議会議長“出処進退においても 自分から発信を”

小川市長から説明を受けた前橋市議会の富田公隆議長が取材に応じ、公人としてラブホテルで部下と会うことは不適切だという認識を示しました。

また、小川市長の進退について、「しっかり反省し、市民のために力を尽くしていきたいということばだったので、今すぐ辞任されるような雰囲気ではなかった。やはり行政のトップとしてそれなりの説明責任もあるし、出処進退においても政治家であるので、今後、しっかり自分から発信していってもらいたい」と指摘しました。

前橋市議会の各会派は、9月29日までに市長への対応について意見を集約することにしていて、富田議長は、場合によっては臨時会の開催もありうるという認識を示しました。

苦情や疑問の声相次ぐ 市役所の業務に影響も

今回の問題で前橋市には苦情や疑問の声が相次いでいて、市役所の業務にも影響が出ています。

市によりますと、25日から26日午後5時15分までに市民などから2040件の電話が寄せられたということです。

その多くが市長の説明に対する苦情や疑問の声だということで「相談する場所として適切ではない」とか、「市長を辞めてほしい」という声も寄せられているということです。

群馬 山本知事“市長個人の問題ではなく 県のイメージ悪化も”

今回の問題について、群馬県の山本知事は26日の定例記者会見で「小川市長は前橋市の顔であり、イメージそのものだ。市のリーダーとしては極めて軽率で、市民の信用を失う行為なのは間違いない」と指摘しました。

そのうえで「このままの状況で手を打たないと、市長個人の問題ではなく、前橋市全体、さらに群馬県のイメージも悪化する。これから何が起こるかを考えて市長は対応を考えた方がいい」と懸念を示しました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *