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自民党総裁選挙は、選挙戦が中盤に入っています。
5人の候補者は視察のため地方を訪れるなど支持拡大に向けた動きを強めています。

《5人の候補者は》

小林氏 愛媛県の造船所で大型貨物船の建造を視察

小林元経済安全保障担当大臣は26日午前、愛媛県西条市にある造船所を訪れ、大型の貨物船を建造している様子を視察しました。

小林氏は記者団に「造船業は経済安全保障上極めて重要な産業だが中国や韓国との競争が激しくなり世界的なシェアが落ちている。国がしっかりと支援することで競争力を高め、世界の高みへと押し上げていきたい」と述べました。

茂木氏 愛知県の工場でステルス戦闘機の組み立ての様子を視察

茂木前幹事長は、愛知県にある三菱重工業の工場を訪れ、最新鋭のステルス戦闘機、F35の組み立ての様子を視察しました。

また、三菱重工が日本、イギリス、イタリアが進めている次期戦闘機の共同開発に参加していることを踏まえ、開発状況について説明を受けたということです。

茂木氏は記者団に対し「防衛力を強化する方針はすでに決めているが、それで十分かというと、十分ではない。何が足りていないか、今後、何が足りなくなっていくかをしっかり検討し、装備も含めて強化を急いでいきたい」と述べました。

林氏 総合病院で救急外来の現場や病棟を視察

林官房長官は、25日夜、東京 杉並区の総合病院で救急外来の現場や病棟を視察しました。

そして、医師らから、夜間は3人の看護師でおよそ40人の入院患者らを受け持つなど限られた人員で治療にあたっており、働き手の不足が課題になっていると説明を受けていました。

このあと記者団に対し「緊張が続く夜の長時間の勤務を使命感で行ってもらっていて、働く人を確保しなければ現場が持たないという思いを強くした。経営を安定させ、賃上げに確実につなげることで人材を確保できるよう国も後押ししていきたい」と述べました。

一方、林氏は、26日は国会内で山梨県の長崎知事と会談し、ぶどうの品種「シャインマスカット」の輸出拡大に向けた支援の強化を求められたのに対し「しっかり後押しできるように取り組んでいきたい」などと応じました。

高市氏 特設サイトに導入したAIを体験

高市前経済安全保障担当大臣の陣営は国会内で会合を開き、選挙戦の情勢をめぐって意見を交わしました。

そして「党員票」の獲得に向けて呼びかけを続けるとともに、まだ態度を決めてない国会議員への働きかけを強化していくことを確認しました。

一方、高市氏は25日夜、特設サイトに導入した、AIがこれまでの発信などをもとに答える「教えて!?AIサナエさん」を体験しました。

好きな食べ物や総裁選挙で掲げる主要政策について質問を入力し、結果が出ると「こう要約すればよかったんだ」とか「私よりも簡潔なことばで正確だ」などと驚いていました。

高市氏は「成長戦略などいろいろなことを聞いてもらえると、私の政策によってどれだけ日本が豊かになり、未来が安心できるか分かっていただけると思う」と話していました。

小泉氏 記者会見でコメ政策「責任を持って向き合う」

小泉農林水産大臣は記者会見で、コメ政策について「この4か月間、農林水産大臣として手がけた責任があり、価格高騰が沈静化に向かうまでどのような立場であっても責任を持って向き合う必要がある。農林水産業こそが地域の発展を引っ張るという思いで向き合っていく」と述べました。

一方、石破総理大臣が戦後80年にあたり出したいとしているメッセージについて「国内外で評価されている安倍元総理大臣の70年談話を上書きする必要性はどの内閣にもないと考えている」と述べました。

総裁選 決選投票の場合 投票に先立ち2人が演説へ

自民党の総裁選挙管理委員会は、26日の会合で、1回目の投票で、いずれの候補者も過半数を獲得できず、決選投票となった場合、投票に先立って決選投票に進んだ2人による演説を行うことを決めました。

演説は、1人5分以内で、1回目の投票で2位だった候補者から行います。

決選投票に先立つ演説は、去年の総裁選挙で初めて行われました。

選挙管理委員会の逢沢委員長は記者団に対し「みずからの考えや姿勢を心のこもったことばで語ることは重要だ。自民党の再生のためにも、大変、重要な手続きだという意見で委員全員が一致した」と述べました。

立憲 野田代表 首相指名選挙めぐり野党連携呼びかけ

自民党総裁選挙のあとに国会で行われる総理大臣指名選挙をめぐり、立憲民主党の野田代表は、野党間の連携を目指し、まずは日本維新の会と国民民主党との間で協議した上で、ほかの野党にも協力を呼びかけたいという考えを示しました。

立憲民主党の野田代表は、国会での総理大臣指名選挙をめぐり、野党間の連携を目指し、来週にも日本維新の会と国民民主党との間で協議したいという考えを示しています。

これについて野田氏は26日の記者会見で「衆議院では野党第1党、第2党、第3党が固まれば、総理大臣指名選挙で勝てる可能性があり、それを探らないのはおかしなことだ。3党がそろってようやくチャンスが出てくる」と指摘しました。

そして「まずは3党が足並みをそろえられるかの調整が前提になるが、その上でほかの政党にも協力を呼びかけたい」と述べました。

公明 斉藤代表「連立には政策と理念の一致が必要だ」

公明党の斉藤代表は記者会見で、連立政権の枠組みの拡大について「自民党総裁選挙の5人の候補者の主張は違うところもあり、誰が総裁になるか分からない段階で確定的なことを言うのは控えたいが、連立には政策と理念の一致が必要だということは申し上げたい」と述べました。

維新 吉村代表「新総裁から連立協議の打診あれば協議」

日本維新の会の吉村代表は大阪府庁で記者団に対し「新総裁から政策協議と連立協議の打診があれば、協議するのは当然だ。公約を実現することが政党としては最も大事だと思っているので、社会保障や副首都といった国家の本質に関わる改革を実現するために何が必要かということをしっかり考えて行動したい」と述べました。

また、立憲民主党の野田代表が国会での総理大臣指名選挙をめぐり、まずは日本維新の会と国民民主党との間で協議したいという考えを示していることについて「協議自体を拒否するものではないが、立憲民主党とは外交や安全保障など基本的な政策が大きく違い、首班指名するのは難しい。国家運営の構想や方向性を示すことなく首班指名だけ一緒にやりましょうというのは筋が違うと思う」と述べました。

国民 榛葉幹事長「立民から連絡ない」

国民民主党の榛葉幹事長は記者会見で「総理大臣指名選挙という機微に触れ、かつ極めて重要な話は前さばきが大事だが、立憲民主党から少なくとも玉木代表や私のところにはなんら連絡がない。同じ人間を総理大臣にしようというなら、エネルギー、安全保障、憲法などの基本政策で一致することが大事だ」と述べました。

その上で「総理大臣指名選挙では、当然1回目も2回目も『玉木』と書く可能性は高いが、政治は生き物だから『国民民主党の政策を飲む』というところが出てくればいろいろな協議があると思う」と述べました。

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