NATO | NHK

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アメリカのトランプ大統領はヨーロッパでロシアの無人機や戦闘機による領空侵犯が相次いでいることを巡り、NATO=北大西洋条約機構の加盟国の領空に侵入した場合、撃墜を支持する考えを示しました。NATOのルッテ事務総長は個別の状況に応じて判断されるとしています。

ヨーロッパでは今月、NATOの加盟国のエストニアやポーランドなどでロシアの戦闘機や無人機による領空への侵入が相次いでいます。

これについてアメリカのトランプ大統領は23日、記者団から「NATOの加盟国はロシア側の航空機が領空に侵入した場合、撃ち落とすべきだと思うか」と問われたのに対し「そう思う」と述べ、撃墜を支持する考えを示しました。

ただ、これをアメリカが支援するかどうかについては「状況による」と述べました。

これに先立ってNATOのルッテ事務総長は記者会見で「領空に侵入してくる航空機への対応は相手の意図や武装の状況、脅威に関する情報に基づいて判断される。どのような場合でも即座に撃墜するというわけではない」と述べ、個別の状況に応じて判断されるべきだという認識を示していました。

またドイツのピストリウス国防相は領空侵犯について「事態をエスカレートさせるわなだ」として対応には慎重な判断が必要だという考えを示しています。

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