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北海道 記録的大雨や線状降水帯発生 土砂災害などに厳重警戒を

気象

前線や低気圧の影響で、北海道では雨雲が発達し、釧路地方と十勝地方では線状降水帯が発生しているとして「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。災害の危険性が急激に高まっているおそれがあり、土砂災害や川の増水・氾濫低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに暴風にも警戒が必要です。

気象庁によりますと、前線を伴った低気圧の影響で北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定となっていて、北海道などに発達した雨雲がかかっています。

北海道 釧路・十勝地方で線状降水帯発生

北海道の釧路地方と十勝地方には線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして、午前3時17分に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。

北海道 釧路市音別付近で記録的な大雨

北海道釧路市音別付近では、レーダーによる解析で午前3時までの1時間におよそ80ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。

午前4時までの1時間には北海道が白糠町に設置した雨量計で45ミリの激しい雨を観測しました。

北海道の胆振地方でも未明に猛烈な雨が降り、北海道厚真町では午前1時までの6時間雨量が165.5ミリと統計を取り始めてから最も多くなり、平年9月1か月分を上回る大雨となっています。

これまでの雨で北海道と富山県では土砂災害警戒情報が発表されている地域があり、北海道では氾濫危険水位を超えている川があります。

北日本では風も強まっていて午前4時までの3時間の最大瞬間風速は、北海道の浜中町榊町で30メートル、根室市で28.8メートルとなっています。

今後の見通し

低気圧は発達しながら北海道を通過し、低気圧からのびる前線が本州付近を南下するため、広い範囲で雷を伴って激しい雨が降る見込みで、特に北海道ではこのあと数時間は非常に激しい雨が降ると予想されています。

北日本では風が強い状態が続き、海上ではうねりを伴ってしけるところがある見込みです。

気象庁は土砂災害や川の増水・氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに暴風に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうにも注意するよう呼びかけています。

災害の危険性が急激に高まっているおそれがあり自治体からの情報や気象情報を確認して安全を確保するようにしてください。

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