“妊娠中は20代前半 出産後は40代前半” 自殺リスク高い傾向に | NHK

“妊娠中は20代前半-出産後は40代前半”-自殺リスク高い傾向に-|-nhk

自殺対策に取り組む団体が去年までの3年間で出産前後に自殺した女性の状況を調べたところ、妊娠中は20代前半、出産後は40代前半のリスクが高い傾向だったことがわかりました。

自殺の調査や支援にあたる「いのち支える自殺対策推進センター」などは、警察庁の統計を基に、出産前後に自殺した女性の状況を調べて公表しています。

それによりますと、去年、妊娠中から出産後1年以内に自殺した女性は少なくとも44人いて、統計で妊産婦の調査が始まった3年前から2年連続で減りました。

3年間では合わせて少なくとも162人にのぼり、年代ごとに自殺による死亡率をみると、
▽妊娠中は20歳から24歳、
▽出産後は40歳から44歳のリスクが高い傾向だったということです。

原因や動機は、
▽妊娠中、出産後に限らず子育てや夫婦関係の悩みなどの「家庭問題」が多く、
▽妊娠中は「交際問題」も多かったということです。

団体の清水康之代表理事は「まだ3年間のデータなので、妊産婦の自殺が減少しているかどうかは今後の推移を見る必要がある。リスクの高い妊産婦の傾向が明らかになってきているので、支援体制を強化する必要がある」と話していました。

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