アメリカのトランプ大統領はFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長に対し、再び利下げを求めるとともに辞任を望んでいると発言し、圧力を一段と強めています。

トランプ大統領は13日、記者団に対し、FRBのパウエル議長について、「アメリカは地球上で最も低い金利であるべきなのに、そうなっていない。彼がそれを拒否しているだけだ」と述べ、FRBが利下げをしないことに再び不満を示しました。
そのうえで「彼はいつも遅すぎる」と批判したうえで「パウエル氏が辞任すればそれはすばらしいことだ。彼は私たちの国にとって非常に悪い存在だ。彼が辞任することを望んでいる」と述べました。
トランプ大統領は6月30日にも、各国の政策金利がランキングで示された紙に手書きで「遅すぎる」などと書き込んだパウエル議長宛ての書簡を自身のSNSに掲載し、FRBに利下げを求めました。
さらに7月2日にはSNSに「“遅すぎる男”は直ちに辞任すべきだ」と投稿しました。
トランプ大統領はパウエル氏への圧力を一段と強めています。