18日、茨城県内では、突風によるとみられる建物の倒壊や施設の破損が相次ぎ、つくば市では、少なくとも20件以上の被害が確認されました。気象台は、19日に職員を派遣して、詳しい状況を調べることにしています。
秋雨前線の影響で、関東甲信では18日、大気の状態が非常に不安定になって、茨城県では午後から雨や風が急激に強まり、突風によるとみられる被害が相次ぎました。
つくば市では、花室で、事業者が使っている2階建てのプレハブの建物が、1階部分から崩れたほか、吾妻では、国家公務員宿舎の解体工事現場で足場が崩れました。
つくば市によりますと、
▽つくば市立栗原小学校で、連絡通路の引き戸が倒れて窓ガラスが割れたほか、
▽スポーツ施設のシャッターが壊れたり、
▽落雷が原因とみられる火災も発生したりするなど
18日夕方の時点で、被害は20件以上に及んでいます。
また、つくば市から西におよそ30キロ離れた境町猿山でも、大型のクレーンが県道に倒れ、一部をふさぎました。
今回の突風による、けが人はいませんでした。
水戸地方気象台によりますと、当時、つくば市と境町の上空には、発達した積乱雲があり、気象台は、突風が発生したとみられるとして、19日、現地に職員を派遣して詳しい状況を調べることにしています。