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17日午後9時55分ごろ地震がありました。この地震による津波の心配はありません。
震源地はトカラ列島近海で震源の深さはごく浅く、地震の規模を示すマグニチュードは4.7と推定されます。

各市町村の震度は以下のとおりです。
震度5弱が鹿児島県諏訪之瀬島。震度3が鹿児島県悪石島。

諏訪之瀬島の校長「棚から物が落ちた」

鹿児島県十島村の諏訪之瀬島に住む、諏訪之瀬島学園の田畑浩和校長は「横揺れと縦揺れが5、6分おきに続いています。地震が起きたときは自宅にいて、棚から物が2、3個落ちてきました。学校に来てみましたが、学校は目立った被害はありませんでした。暗い中で揺れているので心配です」と話していました。

発電所の職員「急に大きく揺れた」

諏訪之瀬島発電所の当直職員は、「はじめはゆっくりと揺れている感じでしたが、急に大きく揺れました。棚から物が落ちることはありませんでした。30分ほどたった今も断続的に揺れが続いています」と話しています。

カメラ映像に赤い炎か 気象台“通常の火映”

NHKの諏訪之瀬島を捉えたカメラの映像には、赤い炎のようなものが映っていますが、福岡管区気象台によりますと、夜間に高温の火山ガスなどが雲や噴煙に映って赤く見える通常の「火映」で、地震が発生した時刻の前後で噴火は起きていないということです。

震度5弱はことし7月7日以来

気象庁によりますと、十島村で震度5弱の揺れを観測したのは、ことし7月7日に十島村の悪石島で観測して以来です。

地震情報(震源・震度に関する情報)

専門家「一連の地震活動の一部か」

地震のメカニズムに詳しい東京大学地震研究所の酒井慎一教授は、「一連のトカラ列島近辺の活動の一部ではないかと思う。今後も地震が起きる可能性があると思われるので、しばらくは注意が必要だと思う。これまでは海域で地震が発生していることが多く、今後も場所次第では、津波が発生する可能性もあるので気をつけることが必要だ。暗いので住民の方はこれまでの地震で建物に被害が無いようであれば、安全なところを自分なりに確保して待機して欲しい」と話していました。

39世帯79人が住む諏訪之瀬島

十島村の諏訪之瀬島は種子島や屋久島の南西にあり、トカラ列島のほぼ中央に位置する周囲27キロほどの火山島です。

村役場のホームページによりますと8月末時点で島には39世帯79人が住んでいます。

島のほぼ中央には標高799メートルの御岳があり、長期間にわたって噴火を繰り返しています。

住民はこの御岳から南に4キロほど離れた元浦港の周辺に暮らしています。

村役場は島から200キロ以上離れた鹿児島市にあります。

鹿児島 諏訪之瀬島で震度4も(22:00)

また、17日午後10時0分ごろ、震度4を観測する地震もありました。
この地震による津波の心配はありません。

震源地はトカラ列島近海で震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.7と推定されます。
各市町村の震度は以下のとおりです。
▼震度4が、鹿児島県諏訪之瀬島。
▼震度3が、鹿児島県悪石島。

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