プロボクシングの井上尚弥選手が名古屋市で行われたスーパーバンタム級の4団体統一王座の防衛戦で、ウズベキスタンのムロジョン・アフマダリエフ選手に判定勝ちし、5回目の防衛に成功しました。
32歳の井上選手は、ここまでプロ30戦全勝、27KOで、スーパーバンタム級4団体統一王座の5回目の防衛戦として、名古屋市のIGアリーナでWBA=世界ボクシング協会、スーパーバンタム級の暫定チャンピオンで、ウズベキスタンのムロジョン・アフマダリエフ選手と対戦しました。
井上選手は「キャリアで最大の強敵なので判定勝ちでもいい。12ラウンドをフルに使う」と試合前から話していたとおり、左のジャブで相手との距離を確認しながら的確にパンチを当て、9ラウンドまでほとんどポイントを失わない安定した試合運びを見せました。
終盤は相手のパンチを受ける場面もありましたが、軽快なステップワークで間合いを詰めさせず、12ラウンドまで戦い、3対0で判定勝ちをしました。
井上選手の判定勝ちは、2019年11月に行われたフィリピンのノニト・ドネア選手との試合以来で、4団体統一チャンピオンとして5回目の防衛に成功しました。
井上選手はこれでプロ31戦全勝としました。