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愛知 航空自衛隊練習機が墜落した池 隊員を悼み安全祈る式典

愛知県

ことし5月に航空自衛隊の練習機が墜落した愛知県犬山市の池で、10月から貸しボートの営業が再開されることになり、14日、事故で亡くなった隊員を悼むとともに池の安全を祈る式典が行われました。

ことし5月、航空自衛隊のT4練習機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落し、隊員2人が死亡した事故では、自衛隊がエンジンなどの機体の回収作業を行っていて、9月末までに回収を終える方針を示しています。

事故のあと、池の貸しボートは営業を中止していましたが、10月1日から営業を再開することになり、14日午前、事故で亡くなった隊員を悼むとともに池の安全を祈る式典が行われました。

式典には地元の自治体や防衛省の関係者、貸しボートの事業者など20人余りが参加し、一人ひとり玉串をささげて、安全を祈りました。

池の近くには14日朝から献花台も設けられ、地元の人などが花を手向け、手を合わせていました。

献花台を訪れた、近くに住む70代の女性は「機体が市街地に墜落しなかったのは、パイロットの方が被害を最小限にしたいと考えてくれたからだと思っています。池の前を通るたびに手を合わせていましたが、改めてご冥福をお祈りしました」と話していました。

式典を開いた入鹿池ボート組合の中村直人組合長は「事故から4か月となる来月の営業再開を前に、ひとつの区切りとして開きました。亡くなった隊員2人のご冥福と家族にお悔やみを申し上げるとともに、池を訪れる方にけががないようにしたいです」と話していました。

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