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11日、東京 大田区にある東京港のコンテナふ頭で積まれていた複数のコンテナが倒れて作業員が下敷きになり、1人が死亡し、1人がけがをしました。気象台は現地調査の結果、推定で、瞬間の風速がおよそ30メートルに達する突風が発生し、コンテナが倒れた要因の1つとなったと考えられるとしています。

警視庁などによりますと、11日午後3時半ごろ、東京 大田区令和島にある東京港のコンテナふ頭でふ頭に積まれていたコンテナ5台が倒れ作業にあたっていた村上豊さん(41)が下敷きになって死亡したほか、近くでは別のコンテナも複数倒れ、60代の男性が胸を打撲するけがをしました。

村上さんは、フォークリフトの運転席で作業していたところ、重さ4トンほどのコンテナが運転席に斜めに倒れかかり下敷きになったということです。

この付近では11日午後3時半ごろ、発達した雨雲がかかり落雷も観測していたことなどから東京管区気象台は12日午後、4人の職員を派遣し現地調査を行いました。

それによりますと、関係者の話から当時、強い雨やひょうを伴う突風が吹いたとみられるほか、同じ大田区にある羽田空港のアメダスで30分間で5度以上気温が下がったことが確認されたということです。

このため気象台は、積乱雲から冷たい空気が急激に吹き降ろす「ダウンバースト」か、冷たい空気の塊が地表付近で周りの空気を巻き上げながら突き進む「ガストフロント」の可能性が高いとする調査結果を公表しました。

被害の状況から、当時の瞬間の風速はおよそ30メートルと推定されたということで、気象台は、「コンテナが倒れたのは突風が要因の1つと考えられる」としています。

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