自宅や店が浸水 住民らが片付け 関東できのう記録的大雨
11日は関東で記録的な大雨となり、川の氾濫や浸水被害が相次ぎ、一夜明けた12日、住宅や店舗では片付けや掃除などに追われています。
このうち氾濫が確認された東京 品川区の立会川の周辺では、自宅が浸水した人たちが12日朝から片付けに追われ、玄関が水につかったという住民は、ぬれた木材を外に出していました。
この家の85歳の女性は「60年近く暮らしており、川があふれたのは過去に数回あったが、きのうは滝のような雨が降って30分くらいで玄関が浸水して驚いた。とても怖かったです」と話していました。
また、周辺の薬局では一時、床上20センチほどまで水につかりパソコンや一部の薬などに被害が出ました。
12日朝に機器の交換を済ませたということで、店の片付けを進めながら営業を再開していました。
この店の薬剤師の女性は「室内は浸水したが多くの薬は守ることができた。営業を再開でき、利用する患者さんに迷惑をかけずに済んでよかった」と話していました。
羽田空港でも影響続く 12日も100便超が欠航
羽田空港では、11日に雷雨で多くの便に欠航や遅れが出た影響で、12日も100便あまりが欠航するなど影響が続いています。
羽田空港では、11日、雷雨の影響で地上で機体の誘導などを行う作業が中止されたため、日本航空と全日空ではあわせて129便が欠航するなど航空各社で欠航や遅れが相次ぎました。
この影響で、12日も欠航や遅れが出ていて、午前11時時点で全日空が70便、日本航空が42便欠航し、合わせて2万人余りに影響が出ているということです。
今後も欠航や遅れが出る可能性があるとして、航空各社は、ホームページなどで最新の運航情報を確認するよう呼びかけています。