英国王をハリー王子が訪問「関係改善への一歩に」地元メディア
イギリスのチャールズ国王の次男、ハリー王子が10日、ロンドン市内の国王のもとを訪れました。公務から退いたあと王室批判を続けてきたハリー王子が国王と面会するのは去年2月以来で、地元メディアは「関係改善への一歩になるだろう」などとして大きく報じています。
イギリスメディアによりますと、チャールズ国王の次男のハリー王子は拠点とするアメリカ西海岸から慈善活動などのためにイギリスに滞在していて、10日、ロンドン市内の国王のもとを訪れました。
2人が面会するのはチャールズ国王ががんと診断されたことを公表した直後の去年2月以来だということです。
ハリー王子は、妻のメーガン妃とともに2020年に公務から退き、王室内で人種差別的な発言があったと述べるなど王室批判を続けてきました。
一方、ことし5月、イギリスの公共放送BBCのインタビューでは「家族と和解したい」と話していて、関係改善への意欲も示していました。
今回の訪問について、地元メディアは「関係改善への一歩になるだろう」とか、「2人の関係にとって大きな転換点になるだろう」などとして大きく報じています。