カタール ドーハで爆発 イスラエル軍“ハマス幹部標的の攻撃”

カタール

イスラエル軍は9日、イスラム組織ハマスの幹部らを殺害するため活動拠点があるカタールの首都ドーハに攻撃を行いました。カタール政府は「あらゆる国際法などに明白に違反している」として激しく非難しています。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラは9日、カタールの首都ドーハで複数回にわたり、爆発が起きたと伝えました。

この爆発の直後に、イスラエル軍はハマス幹部を標的に精密な攻撃を行ったと発表しました。

イスラエルメディアは軍が標的にしたのはカタールに活動拠点があり、ガザ地区をめぐる停戦協議でハマスの代表団のトップを務めていたハイヤ氏など複数の上級幹部だと伝えています。

イスラエル軍のザミール参謀総長は先月、ガザ地区でハマスの報道官を殺害した際に「これで終わりではない。ガザ地区の外のハマス幹部にもたどりつくだろう」と述べていました。

一方、カタール外務省の報道官は9日、声明を発表し、「ハマス政治部門のメンバーの住居を標的としたイスラエルの卑劣な攻撃を強く非難する。この犯罪行為は、あらゆる国際法などに明白に違反しておりカタール国民の安全と安心に対する深刻な脅威だ」などとしてイスラエルを激しく非難しました。