新潟と石川でこのあと数時間 線状降水帯発生のおそれ 警戒を

大雨情報

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、新潟県や北陸などでは激しい雨が降っています。
特に新潟県と石川県ではこのあと数時間、線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まるおそれがあり、土砂災害に厳重に警戒するとともに低い土地の浸水や川の増水・氾濫に警戒してください。

気象庁によりますと、日本海を南下する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため東北から西日本の日本海側で大気の状態が非常に不安定になり、発達した雨雲がかかっています。

午前4時までの1時間には
▽新潟県が佐渡市に設置した雨量計で49ミリ
▽島根県が出雲市に設置した雨量計で48ミリ
▽富山県が氷見市に設置した雨量計で35ミリのいずれも激しい雨を観測しました。

これまでに降った雨で新潟県と石川県では土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

前線は9日にかけてほとんど停滞する見込みで、東北から西日本のいずれも日本海側を中心に雷を伴って激しい雨が降り、局地的には非常に激しい雨が降るおそれがあります。

特に新潟県と石川県ではこのあと数時間、線状降水帯が発生して雨量が増え、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

東北の日本海側から北陸にかけてはこれまでも大雨が降って地盤が緩んでいるところがあります。

気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水、氾濫にも警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。